
生まれたばかりの赤ちゃんは、1日の大半を眠って過ごします。
実際、新生児期には1日16〜20時間、1歳を過ぎても12〜14時間ほどの睡眠が必要とされており、その質は心身の発達に直結する重要な要素といえます。
では、その「赤ちゃんの睡眠環境」において、私たちが整えるべきポイントとは何なのでしょうか。
睡眠中の体温調節が未発達な赤ちゃん
赤ちゃんは大人に比べて体温が高く、皮膚面積に対する発汗量も多いことが知られています。
ところが、生後数ヶ月間は自律的な体温調節機能が未熟で、周囲の環境に大きく影響を受けます。
暑すぎれば寝苦しさや脱水のリスク、寒すぎれば覚醒や体調不良の原因にもなります。
つまり、赤ちゃんの眠りを守るには、「寝床内の温度・湿度を適切に保つ」ことが非常に重要なのです。
睡眠中の過加温とSIDS(乳幼児突然死症候群)
過加温(寝具や衣類の着せすぎ、通気性の悪さなどによる過度な暑さ)は、SIDS(Sudden Infant Death Syndrome:乳幼児突然死症候群)のリスク要因のひとつとされています。
SIDSの正確な原因は解明されていませんが、
「高温多湿な寝床環境が赤ちゃんの呼吸機能に影響を与える」可能性が指摘されています。
そのため、世界中の小児科専門医や育児ガイドでは、通気性のよい寝具を使うことが推奨されています。
ウール寝具が赤ちゃんに適している理由
ここで注目したいのが、「ウール」という素材の特性です。
吸湿性と放湿性
ウールは綿の約2倍、ポリエステルの約40倍という高い吸湿性を持ち、湿気を溜め込まず、ふとんの外へと自然に放出する放湿性にも優れています。
これにより、汗をかいてもムレず、冷えにくい寝床内環境を実現。
赤ちゃんの眠りを穏やかに支えます。
通気性と断熱性のバランス
ウール繊維のクリンプ(縮れ)構造によって、素材内に空気の層を保つため、寒い時は暖かく、暑い時は熱を逃がす天然の温度調節機能が働きます。
これにより、エアコンを使いすぎずに過ごせる、やさしい室温調整が可能です。
自然由来の抗菌・防臭効果
ウールにはたんぱく質由来の抗菌・防臭効果もあり、おねしょやミルクのにおいが気になる育児期にも安心です。
安心・安全へのこだわり:大恵ウールの取り組み
大恵ウール株式会社のPREMIUM WOOL For Baby寝具シリーズは、掛けふとんには南フランス・アルル地方産の「アルルメリノ種ウール」を採用。繊維が非常に細く、赤ちゃんの肌に直接触れてもやさしい、しなやかな肌ざわりを持ちます。
敷きパッドにはフランス産「ラ・クーン種ウール」を採用。弾力性に富み、赤ちゃんの身体を優しく支えます。
さらに、ウール特有のにおいや不純物を取り除く「化炭加工」を施し敏感肌やアレルギーを心配するご家庭でも、安心してお使いいただける品質を追求しています。
赤ちゃんの“人生最初のふとん”に、上質な選択を
赤ちゃんにとって、睡眠は成長ホルモンの分泌や脳の発達を促す大切な時間です。
だからこそ、赤ちゃんの人生最初のふとんには、安心・安全、そして「本当の眠りにふさわしい素材」を選んであげてください。
赤ちゃんの未来を育む、毎日の“ねんね時間”。
その土台を支えるのが、天然ウールの力です。
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